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  • ごまめの歯ぎしり ハードコピー版 第30号
    255人 つまり四人の現役が一人の高齢者を支えていました 国立人口問題研究所の推計によると 今後 二〇二〇年にはこの比率は0 488人にまで高まり ほぼ二人の現役が一人の高齢者を支えることになります そして二〇五〇年には0 764人と四人の現役で三人の高齢者を支えなくてはならなくなります とても今の年金制度では支えきることはできません 積立方式の年金制度への移行は避けられないのです では二〇〇五年から出生率が倍増し 毎年生まれる赤ちゃんの数が二倍になったらどうなるかを野口教授が試算しています 資本開国論 野口悠紀雄著 二〇二〇年に0 488人になるはずの現役人口一人あたりの高齢者人口の比率は 出生率が倍増した場合でも0 480人になるにすぎません そして二〇五〇年には0 764人 つまり現役四人で高齢者三人という状況から0 613人 やっと現役三人に高齢者二人という状況にまで改善されます つまり 二〇〇〇年に現役四人で高齢者一人を支えるという状況だったのが 現実にはとてもありえない赤ちゃん倍増が実現したとしても 二〇五〇年には現役三人で高齢者二人を支える時代になるのです もちろん何も変化がなければ現役四人で高齢者三人を支えなければならなくなります ですから出生率が仮に今から二倍になったとしても日本の高齢化には歯止めがかかりませんし 年金制度も改革が必要です 出生率が二倍になったとしてもこんな状況ですから もう少し現実的な たとえば出生率が一割増えるという程度では 二〇五〇年の現役一人あたりの高齢者の数が0 764人 が 0 746人に低下する つまりほとんど誤差の範囲の改善にしかなりません

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  • ごまめの歯ぎしり ハードコピー版 第31号 生産年齢人口
    一九九五年の八七一六万人をピークに既に十年以上も減少が続いています そして二〇五〇年には五三八九万人にまで生産年齢人口が減少します 国内で人手を使ってやるような労働集約的な製造業は この頃までには海外に生産拠点が移っているはずです しかし サービス業の中でも福祉や医療 介護の分野では人が足りなくなっていきます 女性と高齢者が労働力として活躍することを大前提としても 外国からの労働力の受け入れなしにはやっていけなくなるでしょう 介護の分野では 現在でも人手の問題があります これから先 高齢化が進み 介護のニーズが高まっていく一方 現役世代が少なくなっていくと 介護分野での労働力不足は極めて深刻なものになります 特にこうした分野では 外国からの労働力に頼らざるを得なくなるでしょう 外国からの介護労働者の受け入れをこれまで厚生労働省は拒み続けてきました FTA交渉の中でも非常に少ない人数に制限しようとしてきました その一方で 厚生労働省は いざ必要となれば東南アジアから何人でも日本に働きに来ると考えているのです しかし 世の中は変わりつつあります 労働力を必要としている国は日本だけではありません 例えば豊かになりつつある中国 高齢化の進む韓国等々 そして外国からの労働者の待遇に関して言えば 日本は決して評価が高いわけではありません

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  • ごまめの歯ぎしり ハードコピー版 第31号 これまでの外国人政策
    とよぶ ところが現実にはこの いわゆる単純労働者 これ以後 単純労働者 のカテゴリーにあてはまる外国人労働者が国内にたくさんいます まず 日系人 平成元年に 日本人の血を引く日系人は三世およびその扶養者までは無条件で定住ビザをもらえるという入管法の改正が行われました 日本人の血が流れているからなどという理屈をつけていますが 当時 外国からの単純労働者は入れないという大方針を変えないまま バブル期の労働者不足を解消しようとして 外国からの労働者 しかも日本人より低賃金 を入れるための裏口をつくったのです この結果 南米から日系人が多数来日しましたが 彼らの多くは日系でも日本語もわからず 日本社会に溶け込めずに特定の地域に集住するようになりました しかも 親と一緒に来日した子供に関しては 文部科学省が外国人の子供は義務教育の対象ではないなどというものですから 国にも地方にも責任を持って教育を受けさせる体制がありません 浜松市では ポルトガル語しかできない子供を市立小学校に入れるために ポルトガル語のできる職員の人件費をはじめ 年間に一億数千万円の費用を市が負担しています せっかく希望を持って来日した日系人なのに 親は仕事上の不安を抱え 教育を受けられない子供たちは明るい将来を描けないという状況で暮らしている人が少なくありません さらに 技能研修なるイカサマがまかりとおっています 法務副大臣時代に法務省も共管している技能研修制度をイカサマと呼んだものですから 大騒ぎになりました でもそれまで誰も手をつけられなかったこの制度を 副大臣があれはイカサマだと言ったので ようやく改革が始まりました 発展途上国からきた研修生に技能訓練をして

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  • ごまめの歯ぎしり ハードコピー版 第31号 副大臣プロジェクト
    ハードコピー版 第31号 副大臣プロジェクト もし本当に我が国が外国からの労働者を受け入れるならば その前提となる制度をきちんとつくらなければなりません 小泉内閣時代に 河野太郎法務副大臣の指揮の下 外国人労働者をどう受け入れるかという検討が行われ 新たな提案が出されました まず 日系人という血のつながりだけで定住ビザを出すのはやめます すでに国内にいる日系人に対しては 国の責任できちんと日本語教育が受けられるようなシステムを作り その上で数年間の猶予期間の後 一定の日本語能力と生活を維持するための定職を持つことをビザ更新の条件にしていきます イカサマ的な技能研修制度は廃止し 外国から来る労働者に対しては 一定の技能と日本社会で暮らせるだけの日本語能力を身につけていることなどを条件に労働ビザを出す新しい制度をつくります 企業側には まず日本人を対象とする募集をして人が集まらない場合に 日本人と同等の賃金を払い 社会保障を適用することを条件に外国人労働者の雇用を認めます 残念ながら小泉内閣から安倍内閣に変わる中で 新提案は保留されてしまいました しかし こうした新しい仕組みを作ることにより外国人労働者を決められたルールにそって受け入れていく必要が 人口減少の日本には必要です 第31号 目次へ 次へ

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  • ごまめの歯ぎしり ハードコピー版 第31号 選択肢
    ごまめの歯ぎしり ハードコピー版 第31号 選択肢 もちろん これからの日本には 外国人労働者を受け入れるという選択と受け入れないという選択があります しかし 外国人労働者を受け入れないという選択では 人口減少時代の日本を繁栄させていくのは難しいと思います これからの議論の争点は 外国人労働者を受け入れるか受け入れないかという点ではなく 外国人労働者を受け入れるとするならば 三年なり五年なりという一定の期間で本国に帰ることを前提とする制度で受け入れるか 来日した外国人が一定の条件を満たせば永住し 帰化することも選択することができるという制度で受け入れるかが最大の争点になります もちろんいまよりもはるかにきっちりした外国人の在留管理システムが必要になりますし 不法滞在 不法雇用には今よりも数段厳しい姿勢で臨まなければなりません しかし いくら少子化対策をしっかりやっても労働力不足の解消にはほど遠い現状を考えると 外国人労働者をどう受け入れるかという問題をきちんとテーブルに載せ 本音で議論を始める必要があります 出生率に関するデータは野口悠紀雄著 資本開国論 から引用しました 第31号 目次へ

    Original URL path: http://www.taro.org/ml/hardcopy/31/page06.html (2016-02-15)
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  • ごまめの歯ぎしり 第30号
    ごまめの歯ぎしり ハードコピー版 第30号 教育基本法を超えて あなたは教育基本法を読んだことがありますか 改正される前の教育基本法はわずか11条の法律でした 改正されて教育基本法は18条になりましたが それでも教育基本法を改正するだけで日本の教育がよくなるとは私にはとても思えません それでは一体 日本の教育を良くするために何をするべきでしょうか 第30号 目次へ 次へ 何が問題なのか

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  • ごまめの歯ぎしり ハードコピー版 第30号
    ごまめの歯ぎしり ハードコピー版 第30号 何が問題なのか 教育改革の議論はなかなか大変です まず 教育ほど万人が何か思う 何か意見があるものはありません 万人が自分の受けた教育について何かものを言うことができ 多くの大人は自分の子供の受けている教育に関して言いたいことがあります その結果 ある人は学力低下について議論をし ある人は青少年の健全育成が今の教育の最大の問題だと思い ある人は成績なんかよりも心が大事だと信じ それぞれ自分の思っている教育の問題と自分の理解できる範囲での教育改革について語ります 青少年の健全育成に汗を流してきた方々は子供を信じることの重要性について熱っぽく語ります 東大合格者の多い学習塾の経営者は高校の授業の問題点についていくつもの指摘をすることができます でもはじめに問題点が明確になっていなければ 答は見つかりません さらに教育改革の議論は 議論と呼ぶより独り言とでも言うべき議論になりがちです というのもなぜか教育に関しては データに基づいて議論するのではなく 主観的な思いこみに基づいた意見が多くなりがちだからです この号では まず 学力とカリキュラムに的を絞った改革の提案をします 第30号 目次へ 次へ

    Original URL path: http://www.taro.org/ml/hardcopy/30/page02.html (2016-02-15)
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  • ごまめの歯ぎしり ハードコピー版 第30号
    PISA2003 では たしかに日本の順位は 科学的リテラシー が 2000 年の一位から 2003 年の二位 問題解決能力 が二位から四位に落ちています 日本は 両カテゴリーでフィンランドに抜かれましたが しかし 科学的リテラシーについては一位のフィンランドと同点ですし 問題解決能力 でも一位韓国550点 三位フィンランド548点 日本は547点でほとんど差はありません 国際数学 理科教育動向調査 TIMSS2003 でも中学校二年生の数学は1999年に引き続き四十六カ国中第五位 理科は第四位から第六位になりましたが 前回参加していないエストニアが五位に入ったので香港に抜かれただけです 小学校四年生でも算数は引き続き二十五カ国中三位 理科は初参加の台湾が三位に入り 日本は二位から四位になりました つまり国際的な比較では 日本の学力が有意に低下していることを示すものはありません ただし 読解力については明確に順位 点数ともに下がっていますので これに関しては対策が必要です しかし この二つの調査で 日本の教育の抱える極めて大きな問題が浮き彫りになってきました 国際数学 理科教育動向調査 TIMSS2003 によると 希望の職業に就くために数学でよい成績を取る という質問に対して そう思う と答えた生徒は 日本では47 と調査に参加した四十六カ国中四十五位 希望の職業に就くために理科でよい成績を取る という質問に そう思う と答えた生徒はわずか39 でやはり四十五位 OECD学習到達度調査 PISA2003 でも 将来の仕事の可能性を広げてくれるから数学は学びがいがある という問いに そう思う と答えた日本の生徒は 43 と各国平均78 を大幅に下回ります つまり 日本では教育を受けている生徒の多数が 学んでいることが自分の将来につながっている 自分の将来のためになっていると思っていないのです 一体自分は何のために勉強をしているのかわかっていない 勉強しろ 学校へ行けといわれているから学校へとりあえず行っているという生徒が多いのです そしてそうした状況が

    Original URL path: http://www.taro.org/ml/hardcopy/30/page03.html (2016-02-15)
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